スタッフブログ

&(アンド)リフォーム

サッシ工事・外部工事

和室の畳・襖・ガラス障子の工事が完了した後、建物の歪みにより開閉が困難となったサッシの修理をお客様からご相談して頂きました。まさに&(アンド)リフォームですね!

家の傾きが原因でサッシが閉まり切らなくなっています。このくらい隙間ができるサッシはスライドするのもほとんど力技になります。

サッシ廻りの下地が歪んだ原因と考えられたのがこちらのトユでした。

本来こちらのトユは建物とは反対に勾配がついており、屋根を伝ってくる雨を庭先に排水する役割でした。しかし、トユを固定する金具の劣化で勾配が逆についてしまい、建物の下地に雨が流れて、本来は濡れにくい場所にある屋根下の束を腐らせてしまうことに…

画像では分かりにくいですが、この写真がサッシの真下にある束。建物を支える大事役割をしている箇所です。

また、サッシ上部の波板も劣化が見られたため、波板と柱の交換を最低限の範囲で交換します。せっかく新調した冊子に不具合が出ないように原因から対処していきます。

サッシ工事と一緒にご注文頂きました縁側の間仕切り壁の解体。これまでは、お隣は借家にされていましたが、入居者も出られて、ご親戚がお家に来られた時に泊まれるスペースに。わざわざ外に出て行き来する必要が無くなり、普段も利用しやすいスペースに。

施工後

サッシ枠木部を造作して、歪みを無くしてからサッシを取り付けました。手前の縁側の床面はサッシの関係で仕舞いが悪くなるため、クッションフロアで仕上げました。

トユと波板、柱も交換し防水対策も以前よりは強化できました。

既存の束の取替は困難なため、新しい束で支え直しました。ブリキ加工で横から入ってくる雨にも対策しました。

縁側の間仕切り壁の解体。既存壁のあったところは開口枠で塞ぎました。奥の縁側と床の高さが違ったため、お客様と相談の後、床面にも開口枠を入れることに。段差が出来てしまい、転倒が心配だったので、巾を広めにとり開口枠を踏んで跨いでもらうようにしました。解体してみないと中の構造が分からないところがリフォームの最も難しいところ。改めて実感させられました💦

「予算が限られていたが畳襖障子もキレイになって窓の開閉もスムーズになって良かった」と仰っていただき、

お客様に大変ご満足頂けて本当に良かったです!!

関連記事

カテゴリー

PAGE TOP