6月1日「いぐさの日」に、「九州畳サミット2018」に参加してきました。
そこで拝聴した講演の中で、
「乳児期からの運動発達の変化と必要な環境について」という講演の内容をご紹介します。
乳児期の運動発達の段階には、「首がすわる→うつ伏せ→寝返り→お座り→這い這い→つかまり立ち→歩行」という過程がありますが、その中の「お座り・這い這い」が非常に大事で、「お座り・這い這い」に時間をかけずに、椅子に座らせたり、歩行器を使用したりすることにより、体幹運動が充分に出来ずに、足指や手指の運動能力や筋力が発達せず、ロコモティブシンドローム(「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になること。)の、幼児が増えているそうです。
その結果、長く、早く歩けない・転んでも手をつけない・直ぐ骨折するなどの要因になるそうです。
乳児期の運動発達に非常に大事な「お座り・這い這い・つかまり立ち」には、適度の硬さと滑りにくさを兼ね備えた「畳」が最適の敷物という内容でした。
運動発達だけでなく、家族団らんの場であったり、自由に動き回れる事により場面に応じた礼儀作法を教えられる空間であることも述べておられました。
子育てには、和室を!畳を!是非ご活用ください。